一昨日、歌舞伎座で「義経千本桜」を一幕だけ見た。ずいぶん久しぶりの観劇で、以前は意識しなかった事に色々気づかされた。
その一つが「歌舞伎座」という施設のアクセシビリティの低さ。この建物が出来たのは昭和26年だそうなので、その当時は「ユニバーサルデザイン」なんて考え方はなかったのだと思うが、現在でも施設内にその手の設備が身体障害者用のトイレ一つだけというのは少し寂しい。
一幕見席の客は専用の階段で4階に上るのだが、その階段がえらく急で、私の前を歩いていた足の不自由な女性はとても苦労しながら登っていた。一幕見席は言ってみれば屋根裏部屋なのでエレベータを付けろとまでは言わないが、せめて階段の勾配を緩く出来ないのだろうか。
建物全体のリニューアル計画があるのかどうか全然知らないけど、日本を代表する伝統文化のプレゼンテーションの場として恥じない施設になって欲しい。
F1サンマリノGPはまたしてもアゴ男の圧勝に終わってしまったが、予選は面白かった。バトンがそれまでのトップタイムを叩き出した時、国際映像はフェラーリピットに陣取る社長のルカ・モンテゼモロ氏を抜いたのだが、フジテレビの地上波の実況アナウンサー西岡さんはナンと彼を知らないらしく、ティフォシの一人だと思っていたようだ。まあ、確かに最大のティフォシかもしれないが(笑)。ミハエルが2位に終わった後の映像ではモンテゼモロの名前を出していたから、現地スタッフに急遽教えられたのだろう。地上波とはいえ、こんな無知なスタッフで良いのかね?ドライバーやチーム監督以外ではバーニー・エクレストンに次ぐ位の知名度だと思うのだが。
午後から東京ジオサイトプロジェクトの「沈黙のシールドマシン展」を見ようと虎ノ門に出かけた。14時ごろに7番出口から地上に出ると、横断歩道の向こう側に行列が出来ている。まさか行列が出来るようなイベントとは思っていなかったので、大いに驚く。この時点で120分待ちだそうだ。120分後って、イベント終了時間の16時だ、ははは。
エクセルシオールカフェでフローズンライチを飲みながら一時間ほど時間を潰した後、行列の具合を確認すると、なんと前よりも長く伸びている(笑)。興味の対象がシールドマシンなのか地下空間なのか知らないが、何でこんなのに興味を持つ人が多いんだ?うーむ、と唸りながら入場を諦めて、すごすご退散した。寒かったし。
HDDを利用したリムーバブル記録メディア「iVDR(Information Versatile Disk for Removable usage)」が製品化されて、1.8インチのHDDは20GBの容量があるそうだ。また昔話だけど、最初に買ったリムーバブルハードディスクは15MBだったので、約15年で1300倍以上の容量になった事になる。
Macintosh SEにSCSI接続した5インチのリムーバブルハードディスクは、9インチモニタ一体型のマック本体を上に載せるのにピッタリの筐体で、メーカーは確か「Cutting Edge」、5インチメディアが1枚付いて15万円くらいだったと思う。買ってすぐに20MBのモデルが出て、今は無き某販売店にゴネたら、格安で交換してくれた。その後、40MBモデルが出たときもゴネてみたが、今度は交換してもらえなかった。メディアが30枚くらい溜まった頃から、異音と供にディスクエラーが出るようになり、色々手立てをしたが読み書きの出来ない板が増えていき、数年後使うのを止めた。
その後、リムーバブルハードディスクは3.5インチで105MB、230MBと大容量化していったが、昔の印象が良くないので今でも使う気になれない。iVDRの信頼性がどの程度高いのか分からないが、RAIDじゃないディスクは使いたくないのが本音である。
Japan.internet.comの記事「マクロメディア、Web アクセシビリティのポータルサイトをリニューアル」を読んで、そのポータルサイトのトップページのアクセシビリティをチェックしてみた。
簡易的なチェックとして、富士通のWebInspector 3.0で優先度2までの検証をさせると、トップの1ページだけで優先度1の「必ず何らかの修正が必要な問題」が63件、その他の問題が210件、合計273件の問題を見つけてくれた。ははは。指摘の内容は、フォントサイズを固定しているとか、ラインハイトを固定しているとか、背景と文字色のコントラストが足りないとか、どこのウェブ屋でも最近は気をつけているほとんど初心者レベルの問題だ。
マクロメディアさん、この業界のリーディングカンパニーなんだから、もう少し頑張ってよ。
昨日の退社後、シブヤ・シネマ・ソサエティで「東京原発」を観た。道玄坂の上の小さな劇場で、水曜日と言うことで「女性1000円Day」だったのに20人くらいしか入っていなかった。
学生の頃にスリーマイル島の原発事故を調べたり、その後のチェルノブイリの事故も色々調べた身としては、この映画における「原発の安全性」の説明は大体納得できるものであったし、最近の耐震性やプルトニウムの問題も興味深かったが、映画自体の出来としてはあまり良い評価は出来ない。導入部の登場人物の説明が冗長すぎるし、後半のドタバタ劇のリアリティの無さが、メッセージのリアリティを殺している。
たぶん「メッセージ性が強すぎると公開できる劇場が限られる」と言う制作サイドの配慮が働いて、あのような後半部分になったのだと思うが、現実としてシブヤ・シネマ・ソサエティと新宿武蔵野館の二館でしか上映できていないのだから、もっとメッセージをストレートに伝える方向に振った作品にしても良かったんじゃないかと思う。
題材としては面白いのに妙な遠慮をしているのが感じられて、欲求不満の残る映画だった。東京原発の建設候補地として「新宿中央公園」や「日比谷公園」を上げているが、都の所有地ではないとはいえ最初にリストすべき候補地は「皇居」でしょう、普通に考えれば。それを言う度胸が無いのは監督なのか、プロデューサーなのか知らないけど。
Going My Wayさんの記事「テキストを見やすくしてくれるBookmarklet」を読んで、JavaScript::Bookmarklet Blogさんで紹介されている「EasyLook」を導入してみたら、これが便利便利。色彩設計に日夜あたまを悩ませているWebデザイナーさんには申し訳ないが、白背景、黒文字、青リンクで十分なサイトが多いのも事実である。このブックマークレットを使えば、瞬時に見やすい表示に変えてくれるだけではなく、ページをリロードすれば元の表示にすぐ戻る。なぜだかデザイナーさんという人種は「地と図」のコントラストが強いのを好まないようで、見た目は美しいのに文章が読みにくいサイトは沢山ある。IEだけでなく、Firefoxからメインブラウザの称号を奪取したMozilla 1.6でも使えるこいつは、かなり重宝しそうである。
あとは「文字サイズ指定を無視する」ブックマークレットがあれば完璧だな。「地と図」のコントラストの低いサイトって、大抵文字サイズが小さいでしょ(笑)。もう存在しているのかもしれないから探してみよう。