ドタバタに過ぎて勿体無い「東京原発」昨日の退社後、シブヤ・シネマ・ソサエティで「東京原発」を観た。道玄坂の上の小さな劇場で、水曜日と言うことで「女性1000円Day」だったのに20人くらいしか入っていなかった。 学生の頃にスリーマイル島の原発事故を調べたり、その後のチェルノブイリの事故も色々調べた身としては、この映画における「原発の安全性」の説明は大体納得できるものであったし、最近の耐震性やプルトニウムの問題も興味深かったが、映画自体の出来としてはあまり良い評価は出来ない。導入部の登場人物の説明が冗長すぎるし、後半のドタバタ劇のリアリティの無さが、メッセージのリアリティを殺している。 たぶん「メッセージ性が強すぎると公開できる劇場が限られる」と言う制作サイドの配慮が働いて、あのような後半部分になったのだと思うが、現実としてシブヤ・シネマ・ソサエティと新宿武蔵野館の二館でしか上映できていないのだから、もっとメッセージをストレートに伝える方向に振った作品にしても良かったんじゃないかと思う。 題材としては面白いのに妙な遠慮をしているのが感じられて、欲求不満の残る映画だった。東京原発の建設候補地として「新宿中央公園」や「日比谷公園」を上げているが、都の所有地ではないとはいえ最初にリストすべき候補地は「皇居」でしょう、普通に考えれば。それを言う度胸が無いのは監督なのか、プロデューサーなのか知らないけど。 投稿者 Takashi : 2004年04月08日 22:49 | トラックバック (0) |
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