2004年04月21日

日高屋「冷やし中華(醤油)」で感じる季節の移ろい

昨日ほどではないが今日も暑い。今年初の冷やし中華を求めてウロウロしていたら、東急本店前の日高屋に大きな立て看板が出ていた。冷やし中華三種(醤油、味噌、もずく)と冷麺の涼しげな写真に釣られて店内へ入り、醤油(黒酢入り)の冷やし中華490円を注文。この店は客をほとんど待たせない。

すぐに登場した冷やし中華は、驚くほど普通の外観をしている。浅いガラス皿にタップリ目の麺が盛られ、スープは結構多め。具財は錦糸玉子、ハム、キュウリの細切り、きざみ海苔と紅生姜が添えられ、皿の縁に和辛子がへばり付いている。まるで教科書に登場するような平均的な冷やし中華で、食べる前からその味も想像できる。

冷やし中華の作法どおり豪快に具財と麺をかき混ぜてから食してみると、やはりほぼ想像した通りの味(笑)。ほんの少し塩気が足りないが、酸っぱさも、紅しょうがの安っぽい風味も、麺のシコシコ感も冷やし中華としての「王道」を行っている。酸っぱさがやや柔らかいのが黒酢効果なのかもしれない。一つだけ難点を挙げるとすれば、ハムと錦糸玉子の裁断の幅が広すぎる事くらい。両者とも7~8ミリ幅くらいにカットされているので、アルバイトの調理人がよっぽど下手なのであろうか?食感はともかく味に大きな影響は無いので、目くじらを立てるつもりは無い。それよりもガラス製の器が十分に冷やされていた事を褒めてあげたい。

そもそも「冷やし中華」は味をどうこう言う食べ物ではない。こいつは季節を感じる食べ物なのである。「冷やし中華はじめました」という張り紙を見て、「そうかそうか、そういう季節になったか」と素直に注文して素直に食べる。「冷やし中華終わりました」という告知が無い事を怒ったりしてはいけない。いつの間にかメニューから消えているのを発見して、「そうかそうか、そういう季節になったか」と素直に納得する、そういう食べ物なのだから。

全冷中(全日本冷し中華愛好会)の特に「教条派」あたりと戦う気はさらさら無いが、私自身は「食べ物にはすべからく“シーズンオフ”があるべし」という信条を持っている。コンビニの冷やし中華を食べないのも、季節感を阻害されるのが嫌なためである。

投稿者 Takashi : 2004年04月21日 13:58
 
 
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コメント

今年は まだ、食べてないんですが、もう始まっていたんですね。冷やし中華w
季節の風物詩的なもので、毎年、なんとなく食べてしまうんですが、早速、近いうちに食べようと思います。

Posted by: 魚政 : 2004年04月30日 14:41

二十四節気の小暑 (しょうしょ) の頃になる7月7日が「冷やし中華の日」だそうです。
その頃に食べているようでは、出遅れ感で一杯ですが(笑)。

Posted by: Takashi : 2004年04月30日 14:55

わー、今年こそ、出遅れないようにしなくては(笑

Posted by: 魚政 : 2004年04月30日 21:57




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