2004年04月02日

暖「あんかけ肉豆腐定食」の基本セットに満足する

定食における基本セットは次の三点である。一つ、米の飯。二つ、味噌汁。三つ、漬物。この三点のレベルが平均以上なら、メイン料理のレベルがそこそこでも食事全体としての幸せ度が高い場合が多い。ところが渋谷という街は、その基本セットのレベルがとんでもなく低い店ばかりなのだ。まったく嘆かわしい事である。

道玄坂小路の「暖 DuAN」という店にはじめて入った。創作和風料理の店らしく、何か敷居が高そうで遠慮していたのだが、ランチの看板を見たら思いのほか安いメニューが多かったので拍子抜けしてしまった。入り口で靴を脱いで下足箱に入れてフローリングの店内をカウンター席まで案内されると、掘りごたつ風になっている。他のテーブル席も個室も全席掘りごたつ形式のようだ。私は自宅以外で靴を脱いで食事をするのが苦手なので、少し居心地が悪い。「あんかけ肉豆腐定食」680円を注文して、カウンターから厨房をぼんやり見ていると、4人ほどの料理人の動きがテキパキしていて、料理に期待が持てそうな予感がする。

ほどなくして料理が到着。やや大きめの飯茶碗。油揚げと大根の味噌汁。大根は実だけじゃなくて葉も使っている。浅漬けではなく、かといって古漬けほどでもないキュウリと大根の漬物。レタスの玉ねぎの和風サラダ。マカロニと人参のマカロニサラダ。メインの肉豆腐は薄い衣をつけてさっと揚げた豆腐の上に和風チンジャオロースーみたいな牛肉と筍の細切りのあんかけがタップリかかっている。

まず、味噌汁。おっ、美味いじゃないか。飯を一口。うん、まあまあ。少しベタッとしているけど、渋谷ではマシな方だろう。レタスはきちんと水切りされているし、肉豆腐もちょっとしょっぱいけど悪くない。マカロニサラダは大抵こんなものだが、そのかわり漬物が美味しい。キュウリと大根が一切れづつだが、もっと欲しいぞ。やっぱり基本セットのレベルが高いのは良いなあ。ちなみにこの店はご飯と味噌汁をお代わり出来るようだ。ご飯のお代わりは珍しくないが、味噌汁のお代わりも可能な店は渋谷ではあまり聞かない。

他のランチメニューとして刺身定食700円や四川風炒め定食680円、さらには500円で牛丼もある。この安さは、夜の集客の「引き」としてランチが定義されているためだろうけど、昼間っから掘りごたつに脚を突っ込むのに抵抗が無い方には、お勧めしても大丈夫な店である。

投稿者 Takashi : 2004年04月02日 15:25
 
 
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