何かに効きそうな気がするような気もする「枇杷の種皮茶」長崎の友人I君が先週の東京出張の折に「かんころ餅」と共に持って来てくれた。全国農業協同組合連合会長崎県本部が販売する「枇杷の種皮茶」一缶190gは、その名の通り枇杷の種と実の皮を原料にしたお茶である。知っている人は知っているけど長崎県は枇杷の名産地で、特に「茂木びわ」は全国的に有名だ。このお茶の原料が「茂木びわ」かどうかは分からないが、そうだとしても余り意味はないであろう。なにせ枇杷の味はほとんどしないのだから。 黙って飲ませられて「何のお茶だ?」と問われれば、ほぼ100%の人が正解できないであろうこの味は、無理やり似ている味を探せば、渋くなくてほんのちょっぴりフルーティーな杜仲茶あたりか。そもそもそんなに味が強くないし、「あっ、これは枇杷だ!」と言えるほどの果実の味は全然しないし、なんだかよく分からん、というのが正直なところ。全国農業協同組合連合会長崎県本部も正直な団体と見えて、缶に能書きは一切無い。味から言えば健康茶の一種とも思えるのだが、本当に何の効能も無いのか、薬事法を厳格に守り通しているのか、いさぎよいくらい何も書かれていない。 名物の「枇杷ゼリー」に比べれば遥かに地味な商品で、雲仙とか有田とかハウステンボスとかの観光地の売店で見つけてちょっと気になってしまい、帰りの高速バスのお供にいつもなら伊藤園のお茶を買う替わりに一本求めて、バス中で飲んで「なんだ、あんまり味がしないな」と言って前席の背中のネットに放り込んで、自宅に着く頃にはすっかり忘れている、といった商品であろう。 「枇杷の種皮茶」2缶360gを遠路1000km程も飛行機で運んできてくれたI君には申し訳ないが、大変にコメントしずらい特徴の無い飲料であった。九十九島せんぺい本舗の「ちゃんぽんせいぺい」みたいなジャンキーなのなら簡単なんだけどねえ。 ---
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