2004年03月23日

「ケイジャンチキン ロコモコ」の落ちていく旨さ

渋谷の公園通りを登っていってミスドの角を右に曲がると、左手に若い女の子が大量に群がっているデザートバイキングの店がある。入り口付近で順番待ちをしている中高生達をかき分けて地下に降りると、「ロコモコ」の専門店「Loco Moco」がある。ロコモコはハワイのローカルフードの丼飯の事で、通常は米の飯の上に目玉焼きとハンバーグが載っていて、グシャグシャと掻き混ぜて食うものらしい。

注文したのは「ケイジャンチキン ロコモコ」580円。他にも「海老マヨ ロコモコ」とか「ポークジンジャー ロコモコ」とか、本当にハワイにあるのかよ?なメニューのオンパレード。日本で最初のロコモコ専門店らしいが、カウンターで注文し、ドリンクやスープはセルフサービスで、ロコモコが出来上がったら店内放送で呼び出されるというシステムをとっている。

「43番のレシートをお持ちの人」として呼び出されて、丼を受け取って席に着くと、店の入り口の写真付きメニューと寸分違わぬ正直な風貌に驚いた。真っ白で大きめのボウルの底にライスが敷かれていて、鶏の唐揚げが4個、豆とパイナップル入りの真っ赤なソースにまみれている。その脇には黄身にまったく火が通っていない目玉焼き、さらにその脇にはレタスの上に玉ねぎと人参とインゲンを炒めたもの。野菜の切り方が明らかにいい加減で、ジャンクフードとしての期待感がますます高まる。

味はほぼ期待通り。思いっきり若者向けのチューニングがされているようだ。濃くてハッキリした分かりやすい味付けと、油タップリの安上がりなコク。だたしケイジャンチキンのソースがそれ程スパイシーでも辛くもない。ほとんどケチャップだな。そもそもケイジャンチキンって鶏の唐揚げとは違うものだと思うのだが(笑)。

美食家や健康を気にする人は眉をひそめそうな食べ物だけど、私はこれを否定しない。暖かいチキンと冷たいパイナップルのハイブリッド感や、混ぜる事を前提にほとんど火を通されていない目玉焼きなど、実際そう悪くないのだ。

このやや自虐的な美味さは、立ち食い蕎麦屋の「チクワ天」に通じるものがある。春菊天を食っている人には分からない「自分がダメになっていく」とか「落ちていく」感覚と一緒だと思う。油まみれの唐揚げをスプーンで口に運びながら、自分がいとおしいと思えてならない、不思議なランチタイムでありました。

投稿者 Takashi : 2004年03月23日 14:15 | トラックバック (0)
 
 
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コメント

今回のランチは、”落ちていく‥”というところに、とってもジャンキーなものを感じました。ワタシは、体に悪いと思っても食べたくなるときにジャンキーな自分を感じます。

Posted by: マロン : 2004年03月23日 15:51

私はそこでエビマヨ食べましたが、えびはあんまり分からなくて、甘いマヨネーズ丼ってかんじでした。

Posted by: kusano : 2004年03月23日 17:02

> マロンさん、
ポップコーンとか、えびせんとか、落花生を止められない時も「落ちていくー」って感じます。

> kusanoさん、
カウンターでケイジャンチキンにしようか、エビマヨにしようか悩みました。確かエビマヨが100円高かったのでチキンにしたのでした。
本当は1Fでデザートバイキングが食べたかったんだけど、オッサン一人で入店する雰囲気ではありませんでした。

Posted by: tkamiya : 2004年03月23日 17:29




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