2004年12月01日

思わぬ拾い物「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」

突っ込みどころ満載という評判に期待して「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」を観たら、結構面白くて、そこそこバカバカしくて、表現も興味深くて、映画1000円サービスデーには勿体ないような楽しい作品だった。特にラストの銀色ピカピカのロケットは、SFの古典ではあるもののパロディっぽくて大笑い。

ほとんどのシーンがブルーバックの俳優と3D CGの合成で出来ているのに、それほど安っぽさを感じないのは、やはり全体を支配する独特の“調子”なのかもしれない。ハイライトをグローさせて、周辺部にデフォーカスをほどこして、なによりセカンダリのカラーコレクションを“色調創り”に大胆に使っている。

5月に観た「GOD*DIVA ゴッド・ディーバ」も面白いカラコレだったけど、この映画でも単純にレトロ調にする以上の効果を出していると思う。エンドロールにARRIが出てきたので、撮影自体はデジタルシネマカメラの「ARRIFLEX D-20」で撮ったのだろうか。VFX監督が「アビス」時代からのベテランだったり、ILMが参加している事といい、Rendermanでレンダリングされている事といい、CG側スタッフは思ったよりも“古い”んだけど、道具の新しさと表現の新しさに関係は無いという証明にもなっている作品だ。

あ、一点だけ追記。「水しぶき」の表現がへぼいです。えらくスケール感が乏しい。

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投稿者 Takashi : 2004年12月01日 15:48 | トラックバック (1)
 



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