水戸黄門1000回記念で「VARICAM」の特徴は出たか昨年12月15日でなんと一千回の放送を達成したTBSの「水戸黄門」だが、その記念回は松下のVARICAMで撮影されたとの情報を知り合いのビデオ編集者から得たので、999回放送分と画質を比較してみた。999回放送分はSONY VAIOのハードウェアエンコーダによる4MbpsのMPEG2、VBRではなく1パスCBR、1000回記念分は予約録画に失敗したので、知人からDVDに録画されたものを借りた。エンコーダとビットレートは不明だが、150分程度の映像を片面一層のDVD-Rに収めているので、かなり低いビットレートだろう。 同じ条件ではないし圧縮メディアでの比較は言語道断ともいえるので、かなりあいまいな表現になるが、999回放送分に対し1000回記念放送分で気になった点は以下のとおり。
被写界深度以外の点は、MPEGエンコーダーやTVチューナーの差異に起因する問題かもしれない。正直な感想としては、クロマのノリもそれほど感じなかったし、シネマライクに代表されるVARICAMらしさは少ないと思う。 1.の特徴はスローシャッターの効果かもしれないが、MPEGエンコーダの違いによるものかもしれない。 2.に関しては、いわゆる「秋葉原店頭モード」を好む一般の視聴者には逆効果かもしれないが、新めの高品質ディスプレイのユーザには好まれるだろう。しかし、ストーリーの中での使われ方としては疑問が残る映像演出もある。999回放送分では磐城(現在の福島県)の海辺が舞台になっているのだが、1000回記念の薩摩(鹿児島)の海よりあきらかに南国の海に見えるのだ。VARICAMのどんなガンマ設定で撮影したのか分からないが、白とびを抑えすぎたせいか、多くの視聴者が期待する「南の海」が、緯度の高い地方の海のように表現されている。これはVARICAM自身ではなく、運用する側の意識が問われる問題であろう。 3.はあきらかなVARICAMのメリットだ。もちろん絞りとの関係もあるのだろうが、浅い被写界深度は通常のビデオ撮影より多彩な表現や演出を可能にするだろう。ただし、ところどころピントが合っていないシーンが見受けられた事でも明らかなように、カメラマンの更なる精進が必要になる。ラストシーンの印籠を出すシーンでは、ズームする最初の時点で里見幸太郎にフォーカスされていなかったような気がした。 違った条件での比較なので、まったく的外れなレポートかもしれないことを再度記しておく。 |
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水戸黄門DVDはTOSHIBA RD-X3のSPモードで録画したものを、そのままではDVD-Rに収まらないのでマニュアルモード(3.0Mbps)に変換してから焼き上げたものです。
Posted by: 録って焼いた人 : 2004年01月13日 13:423Mbpsであの画質ですか。ブロックノイズもないし、RD-X3って優秀なレコーダーですね。
画質がソフトなのはエンコーダが輪郭を滑らかにしたせいで、VARICAMとは関係ないのかも。